20代から50代までの女性の看護師を対象とした調査に基づいた結果、看護師の平均年収は約470万円前後という数値がでています。ですが、看護師の中でも働いている職種や役職によって、平均年収にも大きな差があります。では実際にはどの程度、平均年収の差があるのでしょうか。看護師の給与事情を役職別で3つに分けて見ていきましょう。
まず、正看護師の場合、平均年齢が35歳と看護師の中では低く、平均年収も約473万円、月給で計算すると約34万円ほどです。ですが、役職が上がり看護師長クラスになると、平均年収が506万円、月給計算で約42万円と、正看護師と比較して少し収入が上がってることが分かります。さらに、看護部長クラスになると、平均年収が673万円、月給計算で約52万円と、看護師長と比較して年間で100万円以上収入が上がります。また、平均年齢も55歳と高く、勤務年数の積み重ねに伴い役職が上がっていくにつれ、収入も徐々に上がっていくことが分かります。つまり、看護師という職業の中でも勤務実績やキャリアを重ねれば年収1000万を目指すことも十分に可能といえるでしょう。
ほとんど同じ業務を行う准看護師と正看護師でも、平均年齢でみれば正看護師の方が低いのにも関わらず、役職では正看護師のほうが上になるため、平均年収では約70万円以上も高く給与を得ているという調査結果があります。また、先ほど記載した通り、看護師長と看護部長で平均収入に100万円以上の差があるなど、与えられた役職の差が大きく関係していることが分かります。看護師の場合、得られる給与の差はどの役職につくかが大きなポイントとなります。
看護師が年収1000万という高額報酬を目指す場合、看護師としての実績を積み重ねると共に、キャリアアップをすることが非常に重要だということが、役職別でみた給与事情で分かるかと思います。
看護師の仕事は、年齢を重ねても長く続けられる職業であるため、年齢層も20代から50代後半までと幅広い世代の方が働いています。中には定年である60歳まで仕事を続けられる人も多くいます。一般企業で働く人の多くは30代半ばをすぎた辺りから徐々に得られる給与が減っていく傾向にあります。ですが看護師の場合は、スキルや勤務実績などの積み重ねで、少しずつ収入を上げていく事が可能なのです。なので年収1000万を目指すのであれば、年収アップを効率的に行うためにも早いうちから年齢や勤務年数を基にステップアップを計画することが大切です。
自分にとって良い職場環境で長く働くためには、自分の性格に合った職場環境を選ぶことがとても重要となります。転職活動をする前に、自己分析をしっかり行った上で取り組むことで、より自分が望む働き方を見つけられるのです。ここでは、自分を具体的に分析する方法を解説していくと同時に、転職活動の本来の目的を見失わずに、希望の条件に合う病院を探すための具体的な方法お伝えしていきます。
臨床開発モニターの仕事は年収1000万を狙う看護師の中で注目されている職種です。勤続年数を重ねながらスキルアップを図ることで給与は徐々に上がっていきます。また外資系の製薬会社で管理職に就く事ができれば、高額報酬を得る事も十分可能です。治験のモニタリングだけでなく、治験を行う際の事前調査や、依頼する医療機関と打ち合わせを行うのも臨床開発モニターの仕事の特徴です。ここでは、臨床開発モニターの仕事内容や特徴について詳しくお伝えしていきます。
看護師という職業の中でも、働き方や役職によって得られる給与は異なります。勤務実績が認められ、キャリアアップにつながれば、役職手当がプラスされ収入は大きく上がります。また、職種が違えば給与事情も大きな差があり、年収1000万を超える人は沢山います。看護師で高収入を狙うのであれば、高額報酬が得られる職種を見つけて転職することも、一つの方法といえるでしょう。