看護部長の主な役割は、病院に勤務する看護師のトップに立ち、同じ職場で働いている看護師をまとめる事にあります。看護部のトップとして院長のサポートを行い、看護部の組織運営や、他の看護師のために環境を整備することが主な仕事です。大きな病院となれば、それに伴い看護師の数も多くなります。その中でハードな仕事に取り組む看護師たちは、精神的にも肉体的にもタフさが求められます。看護部長は、そのような現場にいる大勢の看護師を管理しなければなりません。それゆえに大きな責任が伴いますが、同時に高報酬が期待できるポジションでもあります。
看護師の意見や考え方をまとめ、それらを病院全体に反映させるためには、現場で働く人の声を明確にし、責任感を持って取り組まなければなりません。また、看護師ひとりひとりのモチベーションをあげるなど、細かな気配りも必要になってきます。積極的に働きやすい職場づくりをするためには、病院内で働く看護師に対しての細かい教育や業務管理を行い、各病棟に配属されている看護師長との連携が大切になります。各病棟によっておかれている環境や患者の状態も違うため、どの病棟に対しても柔軟に、そして公平に対応する必要があります。
さらには看護師の仕事はサービス面も重要視されているため、患者やその家族が求めていることが何なのかを適切に判断する必要があります。看護部長は、現場の看護師が得た患者の声を吸い上げ、病院全体の運営に反映していかなければなりません。そのため、患者やその家族、そこで働く看護師の要望や意見を受け取り、求めているものや必要なものを判断し、適切に対応する力が求められるのです。
もちろん、誰でもなれるわけではなく、看護師として経験を積む中で業務における実績などが認められ、抜擢されることで就くことのできる役職ですので、看護師の中でもチャンスを掴める人は一握りです。看護部長は重要なポジションのため、収入も正看護師に比べて大きく上がりますので、看護師で年収1000万円を目指す手段として、看護部長への昇級を目指すことも一つの手です。
最近では大学で専門知識を専攻し、最先端の医療を学んだ上で現場に入ってくる看護師が増えています。また、今後さらに専門知識のレベルが高い看護師を育成するために、看護大学も医療系の大学と同じく6年制となる可能性が高いと言われています。そのため、看護師という職種全体の水準が上がっているため、現場で技術を身につけたからといって誰でも看護部長になれるわけではありません。ですので、多忙な業務の中でも常に自身の意識を高め、積極的に学ぶ姿勢を忘れずに日々の業務に取り組むことが必要です。
自分にとって良い職場環境で長く働くためには、自分の性格に合った職場環境を選ぶことがとても重要となります。転職活動をする前に、自己分析をしっかり行った上で取り組むことで、より自分が望む働き方を見つけられるのです。ここでは、自分を具体的に分析する方法を解説していくと同時に、転職活動の本来の目的を見失わずに、希望の条件に合う病院を探すための具体的な方法お伝えしていきます。
臨床開発モニターの仕事は年収1000万を狙う看護師の中で注目されている職種です。勤続年数を重ねながらスキルアップを図ることで給与は徐々に上がっていきます。また外資系の製薬会社で管理職に就く事ができれば、高額報酬を得る事も十分可能です。治験のモニタリングだけでなく、治験を行う際の事前調査や、依頼する医療機関と打ち合わせを行うのも臨床開発モニターの仕事の特徴です。ここでは、臨床開発モニターの仕事内容や特徴について詳しくお伝えしていきます。
看護師という職業の中でも、働き方や役職によって得られる給与は異なります。勤務実績が認められ、キャリアアップにつながれば、役職手当がプラスされ収入は大きく上がります。また、職種が違えば給与事情も大きな差があり、年収1000万を超える人は沢山います。看護師で高収入を狙うのであれば、高額報酬が得られる職種を見つけて転職することも、一つの方法といえるでしょう。